☆被服材料学実験 企業での研修☆
♪7月17日(木)、服飾文化専攻の2年次開講の被服材料学実験では、
企業での研修を実施いたしました!♪
今回は、山形県にあるインテリア繊維製品(手織りのカーペット)の製造メーカーで実施いたしました。ここは、手織りや手差しでカーペットを制作しているメーカーです。
職人の方々が、1日約7㎝(手織りの場合)という気の遠くなるような細かい作業でカーペットを制作しています。
製造工程は、自社の染色場で糸を染色するところから始まり、デザインナーさんの描いたデザイン画からカーペットの実寸で設計図を制作していきます。織の工程では、たて糸を張り、よこ糸を職人さんの手で直接結びつけ、打ち込みし、次の段へと進んでいきます。
織が終わったら、柄が浮き出るように柄の淵をカットする加工や、艶出しや表面を滑らかにする加工を行ったりして仕上げていきます。
グラデーションやぼかし模様を入れる事がこのメーカーさんの売りで、マーセライズ加工をカーペットに出来るのは、今回研修させていただいたメーカーさんが国内では唯一です。
最近では、昨年新しくなった歌舞伎座の大間絨毯にもここのカーペットが用いられています。
学生達は、実際にカーペットの工程や実際に制作された商品に触れ、
その技術力の高さに圧倒されていました。
インテリアではありますが、服飾文化専攻で学んでいる衣服と同じ繊維製品。
その製造ラインより、繊維の性質や製織工程、染色技術、加工技術等、多くのことを学生達は学ぶ事ができた貴重な機会となりました(^-^)。
ご協力いただきましたオリエンタルカーペット株式会社の皆様に感謝申し上げます。